こんにちは!
自由が丘にある話し方教室シュイロ 講師の岡田美咲です。
昨日は私の熊本に対する思いを綴りました。
今日からは、実際にアナウンサーになってからの学びについてお話しします。
前半となる今回は、
私のアナウンサーとしてのスタート地点、NHK宮崎放送局でキャスターを務めた経験から、成長につながったポイントをご紹介します!
お昼の生放送。すべてを自分でこなす日々
宮崎放送局に入局して最初に担当したのは、お昼前の情報番組のキャスターでした。
「1日15分の生放送」と聞くと、
最初は「そんなに大変ではないのかな?」と思っていたのですが……
なんとその番組、放送に関わる原稿執筆、取材、撮影、編集まで、1から10まですべて自分で行う業務だったのです!
取材があることは知っていましたが、まさかここまで全部自分一人で手がけるとは予想もしておらず、初めは少し戸惑いました。
幸い、大学時代に学んでいたことが役立ち、番組作り自体は比較的スムーズに進めることができました。
意外にも、思いがけず苦労したのが
「ニュース原稿を正しく読むこと」と
「アドリブを効かせて話すこと」だったのです。
当時の私は、自分で「教養や社会の常識が足りない」と感じることが多く、ニュース原稿の読み上げには本当に苦労しました。原稿には、自分の知らない言葉もたくさん出てきます。
ですが、ニュースはただ間違えずに音読すればいいわけではありません。
なぜ、今このニュースを伝える必要があるのか?
どこを立てて読めば、視聴者の方に伝わりやすくなるのか?
内容を深くまで理解し、これらを意識して伝えられなければ、自分がアナウンサーとして伝える意味がないんですよね。
そのため私は、毎回かなり早い段階で原稿の下読みを始めました。意味を徹底的に理解し、分からない言葉は調べ、「自分の中でしっかり説明できる状態」にして初めて、放送に臨むようにしていました。
失敗から逃げない。「仮説と検証」のトレーニング
そして、放送が終わった後も成長のための大切な作業がありました。毎日自分の放送を見返し、先輩や上司からフィードバックをもらうことです。
良かったところだけでなく、「もっと良くなりそうなところ」を教えていただき、「どうすれば次はもっと良くなるか?」という仮説を立てて、日々トレーニングを重ねる。 放送後は毎回ノートにその日の出来事を記録し、失敗から学ぶことを徹底していました。
宮崎放送局での2年間で、私が一番大切にしていたのは**「失敗から学ぶ」**ということです。
それまでの私は、失敗があってもどこか目を逸らしたり、得意なことばかりに力を注いだりしがちでした。ですが宮崎での日々を通して、**「起きている失敗の根本的な原因をクリアし、同じ過ちを繰り返さないこと」**を一番に考えるようになったのです。
失敗と向き合うのは、誰だって嫌なものです。でも、そこを乗り越えた時に初めて人は成長できますし、いずれ誰かに教えるときの力にもなります。
失敗を恐れずに挑戦し、そこから自分なりの成功パターンを見つけること。似たような場面に出くわしたとき、二度と同じ失敗をしない術を身につけられたことは、社会人として大きな財産になりました。
宮崎での学びは、今のレッスンにも生きている
この「失敗から学ぶ」という姿勢は、今でも私の軸になっています。
現在の話し方教室のレッスンでも、生徒さんにご自身の話し方を録画して見返してもらうというカリキュラムを取り入れています。
人に「ここがダメだよ」と言われるだけでは見えない部分も、自分の目で客観的に確認することで、「どうすれば成功につなげられるか」を自発的に考えられるようになるからです。自身で気づきを得てもらうプロセスを、今もとても大切にしています。
今日はそんな、NHK宮崎時代に得た成長のプロセスについてご紹介しました。
明日は、NHK横浜放送局時代に私が奮闘したストーリーについてお話ししようと思います!ぜひ楽しみにしていてくださいね。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また明日お会いしましょう!

